電気の作り出す感覚
術者として
* 骨にしっかり作用させ、骨膜へのアプローチをする * 骨周囲の状況を理解し、関節の状況を改善するためアプローチする * 目的の深さの筋肉に確実に作用させるアプローチをする * 筋肉をしっかり動かし全身の血流も意識してアプローチする * 腱の付着部の状況を改善するようアプローチする * 筋肉の結ぼれにアプローチする * 経穴(ツボ)に作用するアプローチをする
のように考えて治療しますが感覚を無視するわけにもいかず、ベストの治療の妨げにもなります。
電気治療器の作り出す感覚
巷にある電気治療器全て違う刺激に感じますか?
メーカーが同じであれば似た刺激になります。
痛いという表現
何がどうなっているのかを考えてみてください。
* 感覚的にくすぐったく耐えられない。 * 痺れる(長時間治療した時) * 筋肉が勝手に動く * 導子のあたりかで、押されている感じ * じりじりする * トントン叩かれている感じ * もまれる感じ * ゆすられている * 動かされている
様々な感覚を表現します。
感覚的に耐えられない
* もともと電気が嫌い
* 痛くて耐えられない 痛いところに刺激をされるために痛いこと 刺激が強くて痛いこと などが考えられます * 動きに耐えられない 電気刺激により筋肉が激しく動くため、痛くないが嫌な感じ 見た目、気味悪く動くため嫌な感じ 動いて痛いため、ダメ
* くすぐったくて耐えられない ぞわそわする くすぐったい されたくない
様々に表現しますがくすぐったくて耐えられない
難解な状況ですが事実です。
治療を電気でする意義
* 筋肉の緊張を、電気刺激で、筋肉を動かすことによって血行を改善し和らげる。
* 血行を改善し、緊張を取ることにより痛みも和らげる。
* 痛みを遮断する神経システムに働きかけ痛みを和らげる。 ゲートコントロール説など、脊髄を解する分節での遮断。
一般的には上記ので、説明されます。
最近では、
痛みの抑制効果は広汎性侵害抑制調節(DNIC)(体表面にあるポリモーダル受容器)と、説明される鍼灸治療と同程度の事ができる治療器もあります。
気持ちよい刺激では、その時気持ちよいだけで、効果としては、血行の改善を期待している状況です。
時間が長くなると、シビレている状況、麻痺している状況が、刺激の長さで変化しますが、ごまかしの刺激を身体が勘違いする事を期待します。
いわゆる慰安的な考えで、やってもらったという満足をして頂けます。
治療効果を考えるためには、導子をうまくつける必要があります。
気持ちよいところに、気持ちよい刺激でベストの治療効果を求める事は出来ないので、慰安的な状況になります。