鍼灸治療
鍼灸治療とは
IP療法を中心に軽微な刺激で体のバランスを調整します。
故間中善雄博士に師事し、治療法としてはあまり行われていないかもしれませんが、
IP(イオンパンピング)コードを使って、経絡の流れを調整します。
上向きに寝ていただき、手足の8箇所のツボ(経穴)と、その他の手足のツボで、ほとんどの症状に対応します。
腹部、側腹部、後項部、などの症状に威力を発揮します。
整形外科的症状の方でも、この治療法だけでも緩快します。
鍼灸治療/ には、下位層のページがありません。
きゅう治療とは
枡灸をIP療法と同時に腹部の温熱治療として行います。
また、半米粒大、糸状大、ほどの直接灸を行います。
適応としては、全ての疾患です。
このほか、直接、症状の部位にも治療します。
痛くない、はり、熱くない、お灸について
成鍼堂の考え方とは
はり治療をする時に、痛いこともあるし、おきゅうを据える以上ヤケドも考えられます。
このことは前提にあります。
むやみに、痛い、熱いをすることは有りません。
必要な場合、納得していただいて、治療します。
灸治療について
当院では、一つひとつ丁寧にお灸をすえます。
目的によっては、
* 黒くなるところとか * ちょっと気持ち良いくらいの暖かさ、 * がくがくするくらいの熱さ だったり、があると思います。 お灸の感じ方も個人差があり、熱ければ熱くなくなるまで、熱くなければ熱くなるまで、のような灸のすえかたもあります。
自宅でも同じようにできる為、昔の人は日常的にお灸をしていました。
最近では、子供を戒めるとき、お灸をすえるなどの表現が使われなくなりました。
にんにく灸や、塩灸、生姜灸など、あまり熱くない、効果的な方法もあります。
腹部を温める治療として、塩灸を主に行いますが、陶器の上に粗悪もぐさを燃やす間接灸も好評です。
熱くないお灸です。などと、治療する側まで、本来のお灸の効果を引き出すすべをなくすような言方が、多くなっています。
簡易的な灸はご自宅で、自己責任で出来る、手軽な治療法です、が
当院での、治療としては不向きで有ると考えています。
火傷の残る程度についても、むやみやたらに大きく残すことを目的にはしません。
効果と、セルフケアのあり方や、なぜ、必要なのかを理解していただけるようご説明させていいただきます。
はり治療について
はりを使う治療をする以上からだの中に入るわけですから、痛いと感じることはあります。
針治療をするプロですから、痛くない、効果的な治療にすることを心がけています。
どんなにうまく針を刺入しても、たまに痛みを強く感じることもあると思います。
施術者の逃げ口上として
* ツボに当たった、とか、ハズレたなど * 凝っていると気持ちよいとか痛いと などとよく言われたと聞きます。これってほんとですか?
状況に応じて、本当ですが、このことだけが、一人歩きするようです。
はりには、響きというものがあります。
初めて、はり(鍼)をした時、はりの響きを知らない人には痛みの表現しかできないと思います。
どんなに浅く刺しても響くことがあります。
術者の技量によっては、響かせることができる。となるのでしょう。
響きの感じとは
* 神経に電気が走った * 重い感じ * そこで、奥のほうに感じる など、表現の仕方はいろいろあります。 感じ方ですので、痛みの表現ではない感覚的表現の場合は、響きの感じだと思います。
はり(鍼)を体に刺入するとき、鍼管というものを使っています。
中国の鍼の刺入に比べ、鍼管を使う日本の鍼の刺入の方法は、比較的、痛くありません。
技術的にも、鍼管を使う場合は、誰が刺しても、ほとんど痛みを感じさせないように刺入する事ができます。
しかしながら、痛みの感覚を支配する神経の終末がどこにあるかは、誰にもわからないため、時々、本当に痛いときがあります。
これは、痛覚の過敏点(痛覚神経の支配領域)に当たってしまったということで、痛みの感じ方からすると、
* 飛び上がるように痛い * 反射的に体が動きながら、叫びたくなる痛み * 鋭い、あまり表現できない痛み * 感じたことの無い痛み
などとなります。個人差があり、表現方法も色々ですが、
鍼の太さに関係なく痛いことがあります。
髪の毛ほどの細い鍼ではありますが、痛みを感じさせない鍼先の形状があります。
また、
髪の毛より細い鍼を使っていますという表現を目にしますが、
実際には国産の一番細い鍼は、
* 0.12ミリメートル
髪の毛の太さはおよそ平均値で
* 0.08ミリメートル(80ミクロン)
となっていますので、人によって、髪の毛の方が太い場合もあると思います。
一般的には、0.20ミリメートル以上を主に使用することが多いか、
又はこれ以上の鍼を使用することが多いと思います。
0.12ミリメートルの鍼は、顔面部などに使うなど、使い分けています。
当院では、主に0.18ミリメートルの鍼を使用し、顔面部や、初めての方に一番細い0.12ミリメートルのものを使用しています。
鍼先の形とは
* はり治療用の針の先は鉛筆の先のように先細りの円錐形をしています。(先細りの傾斜角度も、痛みを感じさせないような形状です) 皮膚に入るときは押し分けて入ってくるようになりますので、血が出ることは少なくなります。
* 注射針は竹を斜めから切断したように円柱系を斜めに切り落とした形に穴も開いています。 側面は鋭く、切り裂きながら皮膚に入りますので血も出ることがあります。
目的によって、深さによってはり鍼の長さも、太さも変えます。
成鍼堂では、
鍼管を使い、ごく浅い部位で、体の状態を整えるIP療法を行います。
IP療法をする時は針を刺さなくても効果を出せる場合があります。
筋肉の調整の場合はある程度、目的に応じ、刺入します。
高周波治療器や、温熱のコテも併用し筋の緊張を和らげ、痛みをなくします。
ニーズに応えるためには、
痛い、火傷は望まれるものではありませんが、
'効果のためには'
痛い鍼や火傷をするようなお灸も必要な場合があるとことも説明させていただき、治療に当たりたいと考えています。